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ロシアの潜水艦沈没と注射

先日、ロシアの潜水艦が沈没した。アメリカの軍艦にぶつかったのが原因とロシアは言っているが、アメリカは否定している。ぶつかったくらいで潜水艦が沈没してしまうのか、疑問だが、まあ、どちらでもいい。
沈没したときに潜水艦の中に100名ほど乗組員が取り残されていた。脱出ハッチが壊れていて開かないらしいし、ノルウェー沖の海底100メートルのところだから、水温が零度、水圧が約10気圧、脱出しても助からなかっただろう。
ピーター・バラカンにそっくりなプーチン大統領の対応が拙かったといわれている。ロシアは資金も技術もなかったのに、自国での救出に、最初、固執し、結局、ダメだった。その後、ノルウェーなどに救助を求めるのだが、時すでに遅し、である。これが、ロシア国内はもちろん、海外からも非難された。
責任者による説明会の席上で、乗組員の母親が騒ぎだし、これを黙らせるために、ロシアの職員らしき女性が後ろから近づいて、注射を打つシーンが世界中に流れて、これまた、物議を醸した。ロシアは、この母親は心臓が悪く、興奮すると危ないので、鎮静剤を打ったと説明したが、これもどちらでもいい。
私などは、注射で黙らせるという手段をとったロシアの底力を感じた。そもそも、潜水艦イコール潜れる軍艦、つまり戦闘用の乗り物なのだから、沈没しても仕方がないのだ。沈む可能性が高いのが軍艦であり、死ぬ可能性が高いのが軍人である。それをとやかくいうのは、おかしいのである。ま、好きで軍人になったわけではないだろうけど。

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[2000-09-09]

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